PRIDE無差別級GPの決勝戦をPPVで見ました。
大阪の開幕戦と名古屋の武士道をやめて、さいたまに行けばよかった…
トーナメントの3試合だけでも十分元が取れます。
それでは感想を…
第1試合
×西島洋介(1R 3分24秒 裸絞め)エヴァンゲリスタ・サイボーグ○
西島は倒されたら終わりってのは、変わんないですよね。
もうちょっと打撃でどうにか応戦するのかと思ってたらさっさと倒されたもんなぁ。
最後、タップせずに落ちるまで我慢したのが西島の根性なのかもしれませんが、
3試合続けて根性だけ見せられてもね。PRIDEじゃ厳しいんじゃない?
違うリングでやりなおすか?
第2試合
○ミルコ・クロコップ(1R 5分22秒 KO)ヴァンダレイ・シウバ×
この緊張感すごかったです。
うわー、どうなるんやろ?ってもう試合前のにらみ合いから鳥肌立ちました。
シウバの打撃とミルコの打撃の違いを見ました。
シウバの打撃はやはり総合の打撃で、ミルコの打撃はキックボクサーの打撃だな、と。
シウバの回転力のあるパンチは、当たったらヤバイって感じなんだけど、
打撃のプロのミルコは見切ってた。
逆にミルコの左ストレートは次の展開につなげるものじゃなく倒すパンチだった。
ここでミルコだなって思いました。
あと、Gyaoで前日にミルコvsシウバの昔の試合を見てただけになおさら、
ミルコのマウントを取ってからの動き、パウンドの技術が段違いに凄くなってるのがわかった。
あの鉄槌はえげつなかったですよね。シウバの顔が腫れるというよりゆがんでた。
普通だったらあそこのドクターチェックで終わりでしょ。
でもシウバはどうしてもやりたかったんだろうね。気持ちが伝わってきた。
ドクターチェックの間の友達と私の会話。
私「シウバってKO負けしたことあったっけ?
友「ないやろ。これヤバイな」
私「右目見えてないし、これで距離感つかめんから、パンチもキックももらうな。」
友「そうやな。ミルコ左ききやしな」
私「うん。左のハイか…」
で、再開後そのまんまのことが起こりました。ハイの前の左ミドルが効いてるよねぇ。
ミルコのハイはシウバの側頭部にかするように入り、シウバがダウン。壮絶でした。
シウバの折れない心も凄かったですが、それごと刈り取ったミルコ、恐るべし。
ニコリともせずリングを降りるミルコにはオーラが戻ってました。
シウバのケガが心配。チャックとの対戦はどうなるのか?意地悪な見方をすれば、暗礁に乗り上げているといわれるこの試合をやらない理由ができたってことでもあるのかも。
第3試合
○ジョシュ・バーネット(判定2−1)アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ×
もうここ数年で一番面白かった試合と言ってもいいくらい。確実に今年のbP。
前のミルコvsシウバの方が、ピリピリした緊張感はあったけど、
この試合は、ホントにいい試合だった。こういう試合大好きです。
私はジョシュを応援してたけど、正直どっちが勝ってもおかしくなかったし、
ポジショニングというか上になってる時間を考えるとノゲイラかなと思ってた。
ノゲイラは、ボブ・サップとかミルコとか打撃で攻め込まれて、
鮮やかなグラップリングで大逆転!っていういい試合はあるんだけど、
打撃も寝技も出来る選手との名勝負ってのはこれが1番じゃない?
ノゲイラのいいところ、いっぱい見れた。マウントに移行するときの足の抜き方とか、
チョークのはずし方とか、もう「すげー!」の連発ですよ。
対するジョシュもあのノゲイラ相手に足関を取るわ、腕十字は抜くは、もう凄いのなんの。
とくにジョシュがノゲイラのマウントをリバースしたときには感動しました。
途中で足関取り合って、お互いの足が絡み合ってる様は、
往年のヴォルク・ハンvsアンドレイ・コピィロフを見てるかのよう。
最後のジョシュの膝十字は極まったか?と思ったら時間切れ。
この極上の戦いがここで終わるのはホントもったいなかったです。
ドローがあればこれこそドローと言える試合。3Rが見たかった。
高阪も休憩時間に言ってましたが、グラップリングでここまで魅せる試合はなかなかないです。
ワンマッチでの再戦がぜひ見たい試合です。
第4試合
×セルゲイ・ハリトーノフ(1R 6分45秒 KO)エメリヤーエンコ・アレキサンダー○
ハリトーノフはなんか凄みがなくなってしまいましたね。
ケガからの復帰戦ということを差し引いても、今はヘビーのトップクラスではないと思う。
たしかにアレキサンダーは強いですが、前なら勝ててたと思う。
最後完全に顔がぐにゃってなってヤバかったですよね。
本人は止められたのが不満だったようだけど、あれ以上はないよね。
二人とも強いけどTOP4の戦いを見たあとだと、やっぱり劣るね。
第5試合
×イ・テヒョン(1R 8分8秒 TKO)ヒカルド・モラエス○
もう二人ともPRIDE出なくていいよね。この試合何のために組んだの?ってかんじ。
大きな男がスタミナ切れてヘロヘロになってるところなんて見てもねぇ。
PRIDEのヘビーの一線級ってみんなヘビーと思えないスピードあるけど、
所詮普通のヘビーの選手ってこんなもんなんだよね。UFCにもいるけど。
最後なんてテヒョンがやめたがってたからドクターチェックしたみたいなもんやん。
何試合契約したのか知らないけど、技術だけじゃなく根性もない選手はいらないっす。
第6試合
○中村和裕(判定3−0)中尾芳広×
こういう試合大っきらい!
試合始まるまではなんやかんや煽って威勢いいこと言って、試合がしょぼいって最悪やん。
中村なんてセコンドについた吉田の方が厳しい顔してたし。
君たちは無差別級GPの準決勝を直前に見て、なんでそんな試合が出来るかな。
手があうからどうこうじゃなくて、気持ちですよ、気持ち。
もう一歩を踏み出せない、行こうとしない、そんなんじゃブーイングされて当たり前。
中尾については語りたくもないですが、えらそうに言って倒せないカズが情けない。
ボコボコにやってからモノを言え。あと私は絶対中尾にはミドルネームはつけません。
休憩あけに、三崎・郷野・五味が登場。ひとことずつコメント。郷野のコメント。「第一試合から凄い試合が続いててさすがに今日はまずいかなと思ったんですが、最後の試合があんなんだったんで」みたいなかんじ。カズ、あんたのことだよ。郷野自身がブログGの文豪の中で「喋 最低ですかーー!!?」って書いてました。かなりお下劣でしたが「最高でーす!」武士道に続き「地上波がないんで」ってことを強調してましたが、これも郷野特有の言い回し。「こんないい試合地上波でやらなくてどうすんだよ!」って強いメッセージでした。
第7試合
○マウリシオ・ショーグン(1R 5分29秒 KO)ザ・スネーク×
踏みつけ大将軍様、復活ですね。
試合開始当初こそ、スネークの膝蹴りにえ?って場面はあったものの、すぐにテイクダウンし、グランドでの勝負を選択。高田・高阪も言ってたけど、ここらへんのスイッチがショーグンのセンスか?スネークは手足が長くて、ショーグンも距離感がつかめなそうな感じだったけど、終わってみれば完勝でしたね。ま、肩慣らしってことで。ラスベガスでのランデルマン戦、万全でお願いします。 第8試合○ヒカルド・アローナ(1R 4分28秒 KO)アリスター・オーフレイム×アローナのローでアリスターが倒れたところで勝負決まってたかな。バランス崩したのか、ローが効いてたのか…あとはもうアローナのテクニックにアリスターは何も出来ず。最後はバックマウントからの顔へのパウンドにタップ。目に入ったのかな。やっぱりアローナは強いです。でも燃えないけどね。 第9試合○ミルコ・クロコップ(1R 7分32秒 KO)ジョシュ・バーネット×ノゲイラと2R戦ってかなりスタミナを消耗したジョシュと、1RシウバをKOしてスタミナ温存のミルコ。しかもミルコの方が試合順が先。ジョシュにとって不利な条件だったと思う。でもこれが試合順が逆でも、極端な話をすれば勝ち上がったのがノゲイラだったとしてもミルコが優勝したと思う。それくらいミルコは凄かった。ノゲイラだったらまた違う展開だったとは思います。けど昨日はミルコの日だった。ジョシュは強いと思うけど、手があう合わないで言ったら、ミルコにはダメな気がする。前に対戦したときのミルコはめっちゃ付け入るすきがあったけど、昨日はなかった。ジョシュのローは効いてたとは思うけど、それだけだったね。ジョシュはいいとこ、出させてもらえなかった。開幕戦を見に行って、美濃輪に速攻で勝ったけど、すごく老けたミルコが見えた。2NDラウンドでは吉田に圧勝したけど、まだオーラを感じられないミルコがいた。でも昨日のミルコは凄かった。万全の仕上がりだった。正直、ヒョードルに負けて絶望するミルコを見たとき、もう終わったと思った。ミルコにとって、ここまで万全でも勝てない相手がいるという絶望感が見えて、もうモチベーションを取り戻せないんでは?と思ったし、実際ふがいない試合が続いた。もう引退するんじゃないかと思ったけど、ここまで復活するとは…昨日のミルコを見たら、また「ミルコならヒョードルを倒せるかも?」っていうあの頃の感覚が戻ってきた気がする。 無差別級GP、いろいろと批判してきましたが素晴らしい大会でした。ジョシュの参戦はホントに大会を面白くした。試合を重ねるごとに、ファンを魅了していったジョシュは素晴らしかった。シードという方法を批判はしたけど、シウバの参戦はこの大会を濃密にした。ミルコとの試合では、シウバの気持ちが見えて感動した。でもその誰よりもチャンピオンに執着したミルコが初の栄冠を勝ち取った。 これで「無冠の帝王」の称号は返上。ミルコって、慢心から負けたり、どうしても欲しいタイトルに手が届くところで負けて、絶望のどん底を味わい、スランプに陥ったり、とても人間的なファイターだと思う。だからこそ、ファンがシンパシーを感じ、応援するんでしょう。おめでとう、ミルコ! シルビアみたいに刺青入れなくてよかったよね…人気blogランキングへ
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